conditioning コンディショニング
腸から免疫力を引き出す!すぐにできる腸活法
札幌苗穂のトレーニングジム、Training Studio AMILUS(トレーニングスタジオ アミラス)です。
最近、「免疫力を上げたい」という相談がとても増えています。その中でも特に重要なのが“腸の健康”。実は、腸は体内最大の免疫器官であり、腸内環境が整っているかどうかで免疫の働きは大きく変わります。今回は、腸と免疫の深い関係をわかりやすく解説し、今日からできる腸活についてまとめました。

腸が元気だと免疫が強くなる理由
結論:腸は体内最大の免疫器官であり、腸が整うと免疫のバランスが良くなる。
腸(消化管)は食べ物を消化するだけの器官ではありません。人間の免疫細胞の約7割が腸に集中しており、まさに「免疫の司令塔」の役割を果たしています。腸内環境が乱れると免疫機能も鈍り、逆に腸が元気だと体を守る力も活発に働くようになります。
腸と免疫の科学的な関係
● 腸は体内最大の免疫組織
食べ物と一緒に細菌やウイルスも体に入ってくるため、腸は外界との境界線に位置します。そのため体内の免疫細胞の多くが腸に集まり、外敵から守るための防衛ラインとして働いています。
● 腸内細菌と免疫システムは常に対話している
腸内細菌は免疫細胞に指令を送り、攻撃するべきか、炎症を抑えるべきかを調整しています。いわば「免疫の参謀役」です。
● 善玉菌が作る短鎖脂肪酸(酪酸など)が免疫のブレーキ役に
短鎖脂肪酸は腸内の炎症を抑えたり、制御性T細胞(Treg細胞)を増やす働きがあります。これが過剰な炎症やアレルギー反応を抑えてくれます。
● 腸内細菌の種類によって感染症リスクが変わる
ビフィズス菌やフィーカリバクテリウムなど「短鎖脂肪酸を作る菌」の多い人は感染症の重症化リスクが低いことも報告されています。
免疫を強くするための腸活方法
理由:腸活は腸内細菌に快適な環境と材料を与えることが目的。
● 食事で腸内細菌を育てる
・ 多様な食材を食べる
1週間で30品目を目標にすると腸内の多様性が高まり、免疫も安定します。
・ プレバイオティクス(善玉菌のエサ)を摂る
- 野菜・果物・海藻類
- オリゴ糖・発酵性食物繊維(もち麦・スーパー大麦など)
- 葉物に含まれるスルホキノボースが善玉菌を増やす
・ プロバイオティクス(良い菌)を摂る
納豆、味噌、ぬか漬け、乳酸菌、ビフィズス菌など。ただしヨーグルトは砂糖や乳糖不耐に注意。
● 腸内環境を乱す食品を避ける
- 過剰なタンパク質(ガス発生・炎症リスク)
- 砂糖の摂り過ぎ(特定の菌が増殖)
- 加工食品の添加物(乳化剤・増粘剤・保存料)
● ライフスタイルで腸を整える
・ 体を冷やさない
腸が冷えると免疫細胞の働きが低下します。
・ 湯船に10分浸かる
40℃前後がベスト。副交感神経が優位になり腸の動きが活発に。
・ 適度な運動を習慣化
血流が改善し、腸内細菌の多様性アップ。
・ 食べすぎない(腸の休息)
腹八分目やプチ断食は腸を掃除する仕組み(MMC)を促し免疫アップに有効。
腸活は「積み上げ型」。半年〜1年でじっくり変わる
まとめ:腸が整うと、免疫のバランスが改善し、全身の健康が底上げされる。
腸活は短期間で劇的に変わるものではありませんが、着実に続ければ確実に免疫力の土台が強くなります。「腸が元気=免疫が元気」。毎日の積み重ねが、あなたの身体を守る最大の武器になります。
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