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本当に痩せる?酵素ダイエットの効果と実践法
札幌苗穂のトレーニングジム、Training Studio AMILUS(トレーニングスタジオアミラス)です。
酵素ダイエットという言葉を聞くと、「痩せる」「疲れにくくなる」「体質改善に良い」といったイメージがあるかもしれません。しかし、実際にはどのような仕組みで身体に影響するのでしょうか。今回は酵素の基本を解説します。
酵素とは?まず知っておきたい2つの種類
酵素は大きく「消化酵素」と「代謝酵素」に分けられます。
① 消化酵素とは
消化酵素とは、胃や膵臓などの消化器官から分泌され、食べたものを吸収しやすい形に分解するために働く酵素です。例えば、唾液に含まれるアミラーゼはお米などのデンプンを分解する役割を持っています。また、脂肪も消化酵素によって脂肪酸に分解されることで、身体に吸収されます。
アミノ酸ドリンクやブドウ糖液は、すでに分解された分子の形で摂取できるため、酵素の力を使わずに吸収される特徴があります。
② 代謝酵素とは
代謝酵素とは、消化酵素によって吸収されたエネルギーを、身体の修復・排泄・体温調整など日常の活動に使うために働く酵素です。
基礎代謝を知るには過去記事【運動なしでも痩せられる?まずはカロリー収支を考えること】を参照。

酵素が不足すると何が起こる?
酵素は一度に作られる量が決まっていると言われています。例えば、体内で「合計10の酵素量」が生み出されるとした場合、食事内容によって消化酵素と代謝酵素への配分が変わります。
もし消化に負担のかかる食事をすると、本来5で足りる消化酵素が8必要になり、代謝酵素は2しか使えなくなります。これにより、代謝効率が低下し、疲れやすい・痩せにくいなどの状態につながると考えられています。
食物酵素がサポートする理由
ここで重要なのが「食物酵素」です。食物酵素とは食べ物そのものに含まれる酵素で、体内の消化酵素の働きをサポートするとされています。
例えばバナナは、自身の酵素によって熟していくことが知られています。これは食物酵素が働いている一例です。
生の野菜や果物は食物酵素を多く含んでいるため、自分の消化酵素を節約し、代謝酵素に多く回せるという考え方につながります。
酵素ドリンクの正しい理解
酵素ドリンクを飲むと酵素そのものが体に入ると思われがちですが、実際には摂取した酵素は胃酸で分解されます。つまり、体内で働く「酵素が増える」わけではありません。
酵素ドリンクがサポートするのは、含まれている食物酵素や栄養素が消化を助けるという部分です。これにより、自身の体内酵素を効率的に使えるようになるという理論です。
夜の食事が重要な理由
特に夜は、代謝酵素が回復や排泄など身体のメンテナンスに必要とされます。しかし、寝る前に多くの食事をすると消化酵素が大量に必要になり、代謝酵素が不足してしまいます。
その結果、睡眠の質が低下し、朝起きづらい・眠気が残るなどの状態につながってしまいます。酵素ダイエットが「夜の食事に注意すべき」と言われるのはこのためです。
酵素ダイエットのまとめ:効果的に取り入れるには?
- 生の野菜・果物で食物酵素を取り入れる
- 夜遅い食事を避け、消化酵素の消費を抑える
- 酵素ドリンクは「酵素を補う」のではなく「消化を助ける」と理解する
- 食事内容を工夫して代謝酵素をしっかり働かせる
酵素はもちろん何事も正しい知識で活用すれば身体の負担を減らし、痩せやすく健康的な体づくりにもつながります。行う際にはしっかりと目的を理解してから実践することが成功のカギかもしれません。
Training Studio AMILUS(トレーニングスタジオアミラス)
札幌市中央区北2条東9丁目90-28 リーサ苗穂駅前1F
